クラウドバックアップ No1、AOSBOX様の事例紹介サイトで当社の事例が紹介されました。
http://www.aosbox.com/business-case/case180228/
当社はお客様の高精細な画像や動画を扱うことが多く、二度と撮影できない貴重な映像も多数あります。この様なデータが失われると、取り返しの付かない状況になりお客様に迷惑をお掛けします。また震災等の災害によって社内サーバが壊滅することも考えられます。
そこで常日頃バックアップの重要性は痛感しております。AOSBOXを採用してからバックアップは自動的に行われており安心です。
AOS様のサービスはバックアップだけで無くネットを通じたお客様への納品についても、データ共有機能により大容量のデータを安全にお送りする事ができています。
新年おめでとうございます。
昨年は数々の撮影も行いましたが、ドローンの特注開発を大手様から受注し進化ともいえる画期的な飛行性能を持つドローンを生み出す事ができました。
そのドローンを生み出した原動力がこの工房です。決して、高価なマシンがそろっているわけではありませんが、ここでカーボンからアルミ切削加工、アルマイト処理もこなし、様々なドローンパーツを生み出してきました。特殊カメラ・コンピュータのドローンへの取り付け治具の作成や望遠カメラ用ジンバル、インテリジェントバッテリーアダプタなどの実績があります。小さいけれどCNC(コンピュータ数値制御)フライス盤からボール盤、マイクロフライス盤、ベルトサンダー、アルマイト処理セットなど一応の金属加工装置、ドローン製作に必要な工具・部品類がそろっています。小さくても使いやすく快適な空間です。ここで本年も世の中に無い新しい製品を生み出してゆきたいと思っています。
そのほかに高輪のフォーディーネットワークス株式会社のオフィスでもArdupilot のファームウェア拡張による特殊飛行機能の開発やコンパニオンコンピュータによるセンサー類の開発、3Dプリンターによる部品の作成などドローンに関する仕事が増えてきました。ソフト開発だけだった会社の景色がずいぶん変わりました。
当社の特長はなんと言ってもドローン空撮で得た知識による迅速な対応と30年間のラジコン時代からの経験です。
添付写真は当社で24倍の高倍率望遠ズームレンズを装着した一眼レフカメラ用に独自設計したジンバルとそれによる鉄塔写真です。光学150mmデジタル4倍という高倍率でありながらドローンに搭載しても安定して良好な視認性を得ています。
このジンバルはアルミ板からCNCで直接切出し黒アルマイト処理した部品を組み立て調整した物です。
30年近くラジコンを経験してきて、最も危険な目に遭ったのはLIPO(リチウム ポリマー)電池の発火です。バッテリーの発火で危険な目に遭った事があります。セル数の設定違いで過充電による発火でしたが驚くほど大きな火が出て危うく家屋焼失に繋がるところでした。また墜落などによる内部絶縁層のショートなどでも一昨年の赤城山の例など発火した事例があります。
私の所属していたグライダー俱楽部では山間地での山火事の恐れがあるためLIPOの使用は禁じられていました。
この様に危険性のあるLIPOですが、ほとんどのドローンはLIPOを使用しています。現状では代わりとなる高性能なバッテリーがないからです。
しかし、安全なバッテリー無くして、ドローンの発展は絶対にあり得ません。山間部や市街地で墜落して発火することを考えると自動飛行による目視外飛行などは不可能となります。昨年、マクセル株式会社様が外装を強化して耐衝撃性を高めインテリジェント化して過充電による発火を防ぎ、内部の温度や残容量、電圧や電流などの状態を読み取ることができるバッテリーを開発されました。そこでDJIをのぞき現時点では唯一ともいえる安全なバッテリーを採用することに決めました。下記はMaxellバッテリーをドローンとともにおよそ20m上空から落下させたときの状態です。外装は少し損傷していますが、内装はしっかりしており安全対策がしっかりしていることがうかがえます。
落下試験
ただMaxellバッテリーは容量が少ないため中型ドローンを飛行させるためには2本並列で飛行させる必要がありました。当初はバッテリー間を直結で飛行させていたのですが、バッテリーが破壊してしまう事故が発生しました。両方とも満充電の時は問題無いのですが、アンバランスな時はバッテリー間で大きな充電電流が流れてしまい過充電でヒューズが切れてしまいます。素人でも使いやすくするために、充電量がアンバランスでもバッテリーが壊れない回路を開発しました。
安全な飛行には後どれくらい飛行できるのかという残容量の把握が不可欠です。通常のドローンはバッテリー電圧で判断していましたが、Maxellバッテリーは通常のLIPOバッテリーに比べて電圧が低いので、残容量の正確な判断は難しい物になっていました。実際に残容量が把握できれば、飛行時の電流値からあとどれくらい飛行できるか、バッテリーの種類や劣化度にかかわらず正確に判断できます。ドローンの事故の多くがバッテリー切れによる物だという事を考えれば、正確な残容量の把握が不可欠と思われます。
ArdupilotのVer3.5からMaxellバッテリーの状況が読めるようになりました。ただ残念ながら現バージョンでは残容量はサポート読み取れなかった様に思いますがこれは改善されると思います。しかし並列接続にした場合、バッテリーのI2CのIDが同じであるため、同時に二つのバッテリーの情報を読み取ることができません。物理的にどちらか一方のバッテリーだけしか読み取ることができないのです。そこで当社ではI2Cの切替回路を開発しました。この切替回路と先程の並列接続アダプターを統合した基板を現在開発中です。
I2Cスイッチと並列回路については、下記に公開いたします。またこのアダプターを使ったドライバーについては下記でソースコードを公開しておりますので参考にして下さい。Team ArduPilot JAPAN(TAP-J)でもご検討いただいております。
https://github.com/horiuchi4dn/ardupilot-maxell-para/commit/7764a319c0a6a838505bab230230b57c87770e35
当社の経験が活かされ、一刻も早く安全なドローン用バッテリーが普及することを願って資料を公開いたします。
6月の中旬、例年より早い梅雨入りの中、山岳地帯での無視界長距離飛行にチャレンジしました。
峻険な山岳地帯でのドローンによる偵察飛行は多くのニーズがあります。災害時や積雪時の道路状況確認などはドローンでなくては出来ない任務です。
曲がりくねった複雑な渓谷に沿った道路上の安全な飛行をプランするには緯度経度に加え正確な高度情報が必要になる上、送電線などの人工物の高さも考慮する必要があります。
今回は山間地の冬期除雪限界点に地元の人達の支援を受けて基地局を設営しました。
道路地図から算出した高度情報により、道路に沿った飛行経路を作成しました。ドローンは飛行経路をロードされ全自動で道路に沿って飛行します、経路の要所要所には観測員を置きドローンの通過を確認しました。往復6キロ近くの山岳道路の状況を機体搭載カメラで詳細に記録することに成功しました。
山間地での撮影は熊や蜂などの被害も考えられるため、ヘルメットや熊鈴、蜂撃退スプレーなど万全の装備で望みました。
今回は途中に観測員を置くなどの安全対策を実施しましたが飛行経路の安全が確認されましたので、次回は人の立ち入れない積雪期間での道路状況偵察飛行にチャレンジしたいと思っております。
工業用に新しく認可された 5GHz フルHD Digital Video Downlinkシステムの無線局免許申請中でしたが
先日、無事に無線局免許を取得できました。
AMIMON CONNEX Industrialは5GHz帯で混信も少なく、鮮明な映像を遅延なく伝送できます。
また、モニターも従来より使用していた物よりも高解像度の物に変更致しました。
点検業務、PV制作などドローンからの鮮明な映像がご必要な方は当社までお問合せください。
お見積りから、撮影のご相談など、
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空撮サービス株式会社
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