予測通り早期に犯人が捕まった。
ただこれから規制の話しが増えると思います。
当局にお願いしたいのは、くれぐれも拙速の規制をしないで欲しいということ。
ドローンに新しいビジネスチャンスを見ているのは私だけではない。
規制というのは制限するだけではなく、産業発展の基盤を作ることでもある。
今回のことで不安に感じている利用者も安心でき、業界が健全に発展できるルールの策定をお願いしたい。
首相官邸墜落ドローン
9時のNHKニュースを見ていたら、盛んに機体下部にハードディスクが取り付けてあった、映像を録画していた模様と報道していた。
映像はGoproが記録するので、なんでそんな物必要なのかなと思って写真をよく見たら、LightBridgeと呼ばれる通信装置だった。
銀色の箱でハードディスクに似ていたので間違えられたのだと思う。
日本で売られている、合法的な画像伝送装置の到達距離が200メートル位なのに対しLightBridgeは合法であるにも関わらず1キロメール以上届く。
つまり、操縦者は1キロ彼方から画像を見ながら操縦することが出来る。
一部の報道では操縦者は200メートル以内にいたと報道していたが、この装置を装着しているとなると、1キロ以内という事に成り、大幅に捜索範囲が広がる。
現状ではこの装置はオプションで有り、かなりの知識を必要とするし、事前に訓練も必要となる。
犯罪者のプロフィールが見えてくる。
犯罪は犯罪だ、犯罪者は最も効率の良い手段を選ぶ。
たまたま、今回はドローンが使われたという事だ。
今回の件で規制の不備を取り上げる報道などが多いが、それは見当外れだと思う。
犯罪者は規制など関係なく、隙間をついて目的を達成するのであり、ドローン以外にもいくらでも手段はある。
また、犯罪にはそれぞれ、既存の刑法があり新たな法律を設けなくても、いくらでも取り締まる事が出来る。
犯罪とドローン規制の問題は切り離して考えるべきだ。
犯罪にドローンを利用することは、得策では無いことを犯罪者は知るべきだ。
ドローンは機体のAutoPilotと呼ばれるコンピュータが全てをコントロールしており、その飛行履歴を記録している。
従って、記録を読み出せば、どこからテークオフしたのかなど飛行経路がすぐ解る。
犯人が練習に使った場所なども、すぐ解るはずだ。
さらには、機体の番号、電池の番号なども全てわかる。
つまり、消せない足跡がたくさん残ってしまう。
犯人が捕まるのにそれほど時間はかからないと思う。
まず、犯罪者を早期に検挙し、ドローンを使った犯罪は引き合わないことを示して欲しい。
まずは、首相官邸の空に対する防備について、もう一度見直すべきだ。
小形のレーダーなどで、接近する飛行体を発見し警報を発するなどの装置を開発する必要がある。
世界中で問題となっているので、そのうち開発されると思う。
しかし、今回のドローンで運べる重量(2~300g)程度では、たとえ爆弾を積んで行っても屋上の屋根を爆破する事は難しい。
所詮はデモンストレーションにすぎない。
では、ドローンに対する規制はどうするべきか?
まず、すぐやるべきは都心部の飛行制限だと思う。
飛行制限区域を発表し、国内で発売される高性能ドローンは飛行制限区域では飛行できないように、メーカに設定させる。
ドローンには飛行場の周辺や、制限区域では飛行できないようにする機能があり、すでに北京市やワシントンの一部地区などで飛行制限されている。
メーカに通達すれば、これは難しい事では無い。
ただ、これで犯罪者が減るのかというと、ドローン以外にも手段はいくらでもある。
では、ドローン規制はどうあるべきか、次回はそれを考えてみたい。
皆様 こんにちは
空撮サービス株式会社、代表の山本です。
♪ ♪ ♪ ♪ 空にあこがれて 空をかけてゆく ♪ ♪ ♪ ♪
松任谷由実の「ひこうき雲」の一節です。
真っ青な空を風に乗ってゆったりと飛行するグライダー、軽快に飛行するヘリコプター、大空へのあこがれを
乗せて25年間、ラジコンを趣味としてきました。
そして3年ほど前にドローンに出会いました。
当初は、あまり興味を引きませんでした。
多くのラジコンマニアと同じく、余りに安定していて操縦のおもしろみがなかったからです。
ところが、ドローンがプログラムで自動飛行できる事を知り、俄然興味を持ちました。
本業のソフトウェア開発に通ずる事があったからです。
これは、空のロボットだ、「きっと空へのあこがれに繋がっている。」と私は思いました。
円や四角など思った形を大空に自動で描きます。
以来、試行錯誤を重ねてきました。
昨夏からは、実際にお仕事として、様々な空撮を体験させていただきました。
そして、大きな可能性に魅せられました。
昨今では、幾つかの墜落事故も指摘されるようになってきました。
拝見すると、ほんのすこしの知識とマナーに対する理解があれば防げるように思います。
無理に禁止しても、いったん開いたパンドラの箱は、もう閉めることは出来ません。
人々の根底に「空へのあこがれ」が有る限りドローンの進化と普及は止まらないと思っています。
あるセミナー会場で、私の話しに目をきらきらさせて聞いていた一群の人達を見て確信いたしました。
当社としては、微力ですが、安全な飛行技術やマナーのセミナーを開催しドローンと共生する社会を
確立して行きたいと思います。
ドローンとの共生のなかで、今後は様々な規制やルールが作られて行くと思います。
そのような情勢の中で整備・管理体制を確立して安全な飛行を達成するため、専門の会社を
設立致しました。
今後もドローンの進化は止まらないと思います。
常に最新の技術とサービスを提供して行きたいと思います。
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